・日々の価格の値動きに惑わされている。
・そもそも投資をやっていて日々の生活が良くなっているとは思えない。
そんな方におすすめなのが高配当株投資です。私は真面目な方が多い日本人にはこの投資が一番合っていると思っています。本記事では高配当株投資の基礎とメリット、デメリットについて解説していきます。
高配当株投資とは
結論:配当利回りの高い株を保有し、配当をもらい続ける投資。
高配当株の明確な定義は存在していませんが配当利回り3.75%以上(税引き後3%以上)もしくは今後増配により配当利回り3.75%以上が見込まれる銘柄について、本ブログでは説明します。
高配当株投資のメリット
①ほったらかしで不労収入が増える
高配当株投資は基本的には株を買ったら売ることは考えません。基本的にはほったらかしです。配当金をもらうために特別な手続き等も必要ありません。買うタイミングは多少考慮が必要ですが、売るタイミングは考えなくてよいです。配当金は完全な不労収入であり、毎年増配していけば日々生活が良くなっていくことが実感できます。
②株価の変動に惑わされない
基本的に株式投資は長期で保有し続けていればプラスのリターンになります。これは歴史が証明していますが、実際には暴落が起きた時に狼狽売りをしてしまうのが心理です。しかし高配当株投資の場合は下記のように株価が上昇しても下落しても”うれしい”結果を得ることができます。
株価下落時:株を安く買えてうれしい
また株価下落時にも配当金はでるため、精神衛生上も気が楽です。ただし、長期に渡り株価が下落する株はいずれ配当を出せなくなるため、銘柄の選定は重要になります。
③将来の生活を予想しやすい
配当金の予想は株価の予想よりは遥かに簡単です。1年後の株価は誰も予想はできませんが、配当金であれば過去の配当実績などから大体は予想できます。
例えば10年後に月30,000円の配当金が欲しいと思った場合、配当利回り4%で運用できるとすると、必要な投資元本はざっくり
30,000(円)×12(カ月)÷0.04(配当利回り4%)=9,000,000(円)
となります。つまり年間でいくと900,000円投資が必要になるわけですが、実際には配当金が貰えるのと配当金も増配されていくので、投資元本は小さくなります。これだけ投資してやっと月30,000円なのかと思うかもしれませんが、これだけあれば通信費や食費、ローンの一部がまかなえる訳です。
子供の入学金、学費などで急な出費が必要になる場合は一旦投資はストップし、落ち着いたら投資を再開すれば問題ありません。投資をストップしている間も配当金は入ってきます。
高配当株投資のデメリット
①よい銘柄を見つけるのに多少手間がかかる
ただ配当利回りが高いだけではよい高配当銘柄とは言えません。投資した後、長期に渡り高配当を出し続けてもらう必要があります。また配当利回りの観点、つまり業績・財務から株価が割安である必要があります。
ざっくりですが高配当株である条件として、下記のような項目を見る必要があります。
・長期に渡り増配傾向かどうか
・EPSが増加傾向かどうか
・配当性向が低い
・自己資本比率が高い
・PERが低い
・PBRが低い
②株価の成長はあまり期待できない
配当利回りの高い企業はその性質上成熟した企業が多く、株価の成長はあまり期待できません。こつこつ淡々と投資をできる方にはお勧めです。
③減配、無配になるおそれがある
これまで数多くの金融ショックにより業績が悪化し、配当が出せなく
まとめ
高配当株投資は配当利回りの高い株を保有し、配当をもらい続ける投資であること。また下記メリット、デメリットについて解説しました。
- メリット
・ほったらかしで不労収入が増える
・株価の変動に惑わされない
・将来の生活を予想しやすい - デメリット
・よい銘柄を見つけるのに多少手間がかかる
・株価の成長はあまり期待できない
・減配、無配になるおそれがある
私個人の意見では、高配当株投資は真面目な方が多い日本人に適した投資かなと思います。コツコツ積み上げて少しずつ生活が良くなってくるのが実感できる投資です。投資目的と合っていると感じるなら、高配当株投資はお勧めです。